問題点
① 両肩~背部、左下腹部に常に鈍痛があり同じ体位でじっとしていられない。
② No1の為熟睡ができないので疲労感が強い。
③ 食べたい気持ちはあるが、嚥下が悪く氷やアイス以外の食べ物はほとんど摂取できていない
④ 退院約一週間後から息苦しさが出現(肺に酸素が入っていかない感じ)と訴える。
対策と経過
① フェイスシートにより疼痛の様子を把握。先生の指示により陣痛財を増量する、など薬物で
コントロール。温罨法やマッサージも気分の良いときのみ実行。
② 眠剤やダイアップ座薬等は本人が希望せず、(眠りたいけどぐっすり眠るのも不安)
アンペック座薬を使用するようになってから、日中も夜間も同じペースではあるが、
1,2時間眠れるようになった。
③ 1月18日Sセンター外来で、ポート造設。19日より高カロリー輸液を開始。
嚥下状態は日に日にわるくなっていったが、吸引機を貸しし、自分で口の中を吸引しながら
なくなる日まで水や氷は摂取できていた。
④ 先生に報告後すぐにHOTの導入の指示をいただけた為、息苦しさはその日でほぼ解消。
ただ継続してO²をするのを嫌い、吸入したりしなかったりしていた為眠ったらそっとマスクを
近づけるという方法を取った。
今回最大の問題点
⑤ 日に日に病状が変化し悪化していく中、急変の可能性が十分にあったにもかかわらずその
ときの対応についてのお話し合いが、1月10日以来できていなかった。
No5により
1月22日の夕方夫より緊急の電話が入る
(トイレに行った帰りに動けなくなり、反応がなくなった、すぐに来て欲しい。)
約15分後に訪問するが、すでに救急車を要請しており救急隊が到着していた。
バイタルは安定しているようで、本人の意識も少しずつも取っていたので、(病院に行きますか?)
と確認したところ、当日家にいた妹さんが(行きます!行きます!)となきしゃくり結局Sセンターに
搬送された。その日の夜夫より電話があり、(Sセンターでは応急処置のみして、結局昭島のU病院
に入院になり、今は落ち着いている。本人は家に帰りたい、井尾先生に診てもらいたいと言っている
ので明日退院します。)と報告を受ける。退院する前にまた急変の可能性が大きいので、今後のこと
をご家族ともう一度良く相談してください、とお話したところ(もう治療は望んでいません。今日は妹が
ちょうどいて動揺してしまい、救急車を呼んでしまった。本人が帰りたいと言っているので最期まで家
で看ることにします。
つづき